阪神・藤浪晋太郎の“現在地”は…山本昌が徹底解説「直球の質は全盛期の6割。彼にはまだまだ上がある」

とらほー速報
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7月30日、今シーズン2度目の先発マウンドに上がった阪神の藤浪晋太郎。

 この登板に、特別な思いを持って見ていたのが、山本昌さん。去年1勝もできず、逆境から這い上がろうとする藤浪をキャンプ中、臨時コーチとして近くで見てきました。

山本昌さん:
「(今季初の1軍戦では)2軍戦に比べると、ちょっとコントロールが乱れていました。当然1軍なのでいいバッターがいて意識すると思うんですけど、そのへんが課題ですね。1軍でやるということは“勝つピッチング”をしないといけないので、それはもう自分の中でやっていかないといけないと思います」

 復活へのきっかけは、藤浪自身が掴み取るしかない…昌さんはそう感じていたのです。

 ヤクルトを相手に、2年ぶりの勝利を目指した藤浪のピッチング。先頭バッターに対し、藤浪は4球すべてストレートを投げこみます。

 序盤2回までは、36球のうち、何と33球がストレート。

山本昌さん:
「真っすぐでストライクが入れば余裕を持って投げられますので、捕手の梅野がストレートの感覚を藤浪につかんでほしいと考えているのかもしれません」

 藤浪の課題の一つ、フォアボールを減らすためには、ストレートの間隔を序盤につかむこと。梅野の願いのこもったリードは与四球わずか1という数字にも現れました。

 慎重197cmと恵まれた身体から繰り出される魅力的なストレート。
かつては、160キロを誇る、豪速球でした。

山本昌さん:
「本人はまだ6割くらいじゃないですか?ストレートの質は全盛期と比べると良くないんですよ。質という意味でまだ6割ですね」

 1点は失ったものの、序盤でコントロールを乱さなかった藤浪。
3回からは変化球も交え、復活に向け素晴らしいピッチングを見せます。

 1点リードを許し、迎えた6回、藤浪にとって正念場がやってきます。先頭バッターに甘く入った変化球をとらえられ、ノーアウト2塁のピンチ。

 今季初の1軍登板となった広島戦でも、力みが出始めたのは同じ6回。変化球のコントロールが定まらなくなったところ、ストレートを狙い打たれて痛恨の逆転満塁ホームランを浴びました。ピンチで力みが出た藤浪に課題があったと、昌さんは見ていました。

山本昌さん:
「当然1軍なので全力で投げるんですけど、(結果を出していた)2軍の時は9割とか8割5分の力で投げていたんです。力を抜いて投げて欲しいですね」

 力の抜けた藤浪を見てみたい。しかし、30日、その昌さんの予想とは違い、マウンドには闘志むき出しで投げ込む藤浪の姿がありました。

 コントロールを制御しようとしていた藤浪から、荒々しい藤浪へ…。6回2アウト、ランナー三塁。変化球の投げミスが、すぐに失点につながる場面でも、しっかりと前を向きバッターに向かっていきます。

山本昌さん:
「躍動感がホント出てきた、この回。全然違いますよ!」

 暴投を恐れず、躍動感を持って投げ込む藤浪がそこにはいました。結果は見事、変化球で空振り三振。この日一番のガッツポーズを見せます。

 今季2度目の先発登板は、7回を投げ4失点ながら、自責点は1。今後に期待を持たせるピッチングを披露しました。

山本昌さん:
「まだまだ上があるんです。藤浪には。かなり上がある。このピッチングが出来たということは、次も先発のチャンスをもらえるはずなので、今回は勝てなかったですけど、こういうピッチングをしていれば必ず野球というのは勝ちがつきます。良く投げました。負けたのは仕方ない!」


(関西テレビ8月1日(土)午後5時から放送『こやぶるSPORTS』より)




2020/8/1 ストレート系平均球速(min 30Pitches) 藤浪晋太郎、どう考えても球界の至宝なんだよな pic.twitter.com/kbFFEUksHD



@bluetiger_bb しかも球速はたぶん抑え気味でこれ


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