5年前なぜ他の11球団は“ドラフト9位”佐野恵太を指名できなかった? 他球団スカウト「その目は節穴かと言われました」

De速
2021-02-07 13-20-50-684


1: 風吹けば名無し 2021/02/10(水) 21:09:12.85 ID:CAP_USER9


昨年のペナントレース、「横浜・佐野恵太、首位打者獲得」ほど驚いたことはない。

2019年は89試合ながら打率.295。クリーンアップに座ることも多く、大ブレークの兆候はあったものの、まさか一気に打率.328、20ホーマー、セ・リーグの首位打者に輝くとは……。

 昨年の「佐野恵太」を見ていると、いつも打っていた――そんな印象が強い。特にシーズン後半は、佐野選手がスイングするバット目がけて投手がボールを投げているような、投球が彼のスイングに吸い込まれていくような、そんな錯覚さえおぼえたほどだ。

 「確かに、筒香(嘉智)がメジャーに行って抜けたり、佐野にとっては追い風が吹いたりしたけど、そういうチャンスをぬかりなく掴める選手って、プロでも意外と少ないんですよ。立派なもんです」

ある球団関係者が、「昨年の佐野恵太」をこう語ってくれた。

 「シーズンの最初の頃は、内角を差し込まれたりして、まだドアスイング傾向だった。内側から振り出す感覚をつかんで、スイング軌道がどんどん良くなって、コンスタントに数字が上がっていった。左ピッチャーを苦にしないし、空振りを恐れずにボールを呼び込んで、変化球にも対応できるんですね」

確かめてみたら、昨年の佐野恵太は右ピッチャーも左ピッチャーも、まっすぐも変化球も、すべてほぼ3割3分前後の打率。実に「コンスタント」な結果を残していて、これには驚いた。短期間に、すごい打者になったものだ。

5年前、他の11球団はなぜ佐野恵太を指名できなかったのか?

ふと考えたことがあった。

これだけの才能を持った打者が、2016年のドラフトで、なんと「9位指名」。明治大学の4番打者だった彼が、支配下ドラフトの最後の最後まで“放置”され、いちばん最後から4人目(指名87選手の84番目)に、ようやく指名されたという事実。

他の11球団は、どうして「佐野恵太」を指名できなかったのか?現場のスカウトの方たちに訊いてみることにした。

「ピッチャーばっかり見てたなぁ」
「その話ですかぁ……」

実は、腰の退けた反応が多かった。

プロ野球のスカウトの目は全員ふし穴。球団トップに、サラッと言われた方もいたという。

「今から考えると、いろんな理由が挙げられますけど……佐野の同期には、柳(裕也・現中日)と星(知弥・現ヤクルト)がいましたよね。1年下に斉藤大将(現西武)がいたわけでしょ。みんな、ドラフト1位、2位でプロ入りするわけですけど、あの頃は、ピッチャーばっかり見てたなぁ。明治の試合は、ピッチャーを見に行くもの、みたいな。確か、佐野の最後の秋には、森下(暢仁・現広島)や伊勢(大夢・現DeNA)も1年生で投げてましたから。どうしても、ピッチャーにばっかり目が行ってたような気がするんですね」

「所詮は、左打ちの一塁手だろうって……」

 同じような話……つまり、「先入観」が作用して視野から外れた、そんな話をしてくれたスカウトがいた。

 「もちろん、佐野のことは見てましたよ、3年の頃からクリーンアップ打ってましたからね。あの頃は、ドラフト1位で阪神に行った高山俊が1年上にいて、ほかにも、左の上原(健太・現日本ハム)と、高山と一緒に阪神に行った坂本誠志郎がバッテリー組んでて。私、はっきり覚えてますよ、佐野が二塁打2、3本打って、高山がぜんぜんだった試合があってね。『なんだ、こっち(佐野恵太)のほうがよっぽどいいバッティングするじゃないか』って、見ていたみんなで言い合ったことがあったんですよ」

 ならば、なぜその「記憶」が、翌年の指名につながらなかったのか。

 「うーん、まあこういう言い方したら、スカウト失格って言われるかもしれませんけど、佐野が打つ場面は、何度も見てるんですよ。左中間を三塁打にして、意外と足も遅くないなぁって思ったこともあるし。でも、そのたんびに、『所詮は、左打ちの一塁手だろう』って、自分自身の中で彼の存在を打ち消していたような、ね。なんか、無理やり打ち消していたような気もするんですよね、今になって考えると」

(以下リンク先で)


続きを読む